貴方もトカラに行きたくなります。ゆっくり夕日と島のよさを堪能下さい。お魚??次回の次回く゛らいにはと思いますが我々はなかなか竿を出しません。だから魚をあまり見たことがないんです。

トビウオの旅 ahona tabi 

恒例のトカラ列島の旅、今回は有人七島のうち最も小さな島「小宝島」を目的地に選びました。6月5日さぁー南の島へ向けて出発です。今回の同行はお馴染みの桜井さんが一緒です。5月より入念に計画を進め、今回の貧しい旅は、魚を釣ることより、そこの島の文化を少しでも吸収できるならばと、島の人との交流をも念頭においての旅です。さてどうなることやら。

6月5日午後1時大量の荷物を積み込み玉名を出発、5日分の食料とキャンプ用品、釣具などなど200キロ近い荷物を吾が愛車ゴルフに積み込みました。菊水インターを南下、鹿児島の北埠頭に到着も目的の船十島丸の姿が見えません。十島丸がいない? 我々は探しました、十島を! 埠頭の近くにいた人に、十島の乗り場を尋ね、南埠頭から出ているむね知り、南埠頭を探しました。そこには真新しい船が我々を待ち構えていました。4月より車も積めるフェリーに変身していました。新しい分船賃や荷物など料金が上がっており、ちょっと残念。

十島丸に乗り込む

十島はゆっくり南埠頭を離れます、これからどんなドラマが待っていることやら。あの大きなGTにお目にかかることはできるのだろうか。今回十島の船内は、釣り人の数が意外なことに少なく、トビウオさんよ港の中に入ってくれますようにと祈りながら小宝島を目指したのであります。
これが今回登場の釣り下手の二人です。左は私-です当年00うん歳。子供は一人、トカラで釣りと退屈を勉強させようと思ってますが。右は釣り仲間でもあり、焼酎仲間でもある友人さん、貧しい旅のエキスパート。
(いよいよ出向・十島丸の船内
中ノ島と堤防の一部
ここでは以前40キロのかっぽれ(ロウニンアジ)を取り込んだ実績があります。しかし今回は南へ南へとくだり、宝島の手前の島、小宝島を目指します。もし釣れなかったら、中ノ島で釣ったGTを最後にお目にかけようかな・

悪石島

この悪石島の防波堤は先端が低くて釣りにはもってこいですよね。今度くるときは悪石にしようかな。ただ、すぐ工事が始まるんだよね、いつのまにか先端の低い部分は高くなってしまいます。釣り人の姿は意外と少ないでしょう。1週間前はどこの島も釣り人でごった返していたとのことです。現在この堤防の先端は工事で高くなっております・・・



小宝島(今回の目的地)

鹿児島から実に12時間の船旅。本当に小さな島ですね。ここの島には30人から40人の人が住んでおります。トカラではどこの島もそうですけど、人の気配がしない、船がきたときだけは、アぁーここは無人島ではなかったんだと、どこからともなく人が港に集まってきます。

べース設置(小宝島)

バックに見えるのは釣り人憧れの赤立神。港から歩いて行けますが、長閑な牧場を通り抜けなければなりません

まず自分たちのベースをしっかりしとかないと。今回はテントもありますが、シンプルなタープのみで頑張りました。ボンボンベットも椅子も用意しとります。飯盒に天婦羅用のサラダ油もあります。飯盒でご飯炊いていたら佐賀から来ている2人のルアーマンは感心しきり、我々も本当は、民宿に寝泊りして、そこそこの食事と焼酎で乾杯といきたいのは、やまやまですがなにせ予算がそれを許してくれないんです。限られた予算は二人を疲労へと導きます・・・・
残念ながら、大きな魚の餌となるトビウオが入ってません。それなら、あるじゃないか・・・・焼酎が。

NHKによるトビウオ生態の撮影ロケ

トビウオの産卵の撮影のため5月下旬より小宝島の民宿に泊り込み、ロケを行っていましたが、肝心のトビウオは小宝島にはなかなかやってきません。我々も大きな魚の餌となる小魚が港周辺に押し寄せてくるのを望んでるんですが。
平島では一人で200匹のトビウオを掬ったとか情報は入ってくるのですが。

小宝島の港 ・ 足元までエメラルドグリーン

港の中は浅く見えますが、夜トビウオが港に入れば鮫やら磯マグロ、かっぽれなんかが、トビウオめざして乱舞します。水深は港の中でも10メートル以上は充分あります。大物はトビウオの港への接岸で決まります。リゾート化されていない島トカラはこんなに静かでkireiです。あなたも十島を訪れてください・・・・リゾート化されていない島では、貴方を出迎えてくれる方法もよその島と違うことだけは理解してください。島に興味を持つ方一度ここトカラにどうぞ、民宿の食事がどうだ、島の見どころがどうのこうの、などなど・・・こんな貧弱な遊びの旅は、ここトカラでは不要、人気の無い島を思う存分満喫しよう


港から集落へ通じる1本道

中央通りと名づけられていました

ここ小宝島は地下水がありません。珊瑚礁が隆起してできた島なので飲み水や生活用水は、雨水を貯水し、ろ過して各家庭に引かれています。洗面器1杯の水ためるにもたいそうな時間がかかり、顔を洗うにも時間との勝負。のどが渇いたといって、水道から直接は飲めません。島のおばちゃんは(天水・てんすい)と呼んでいました。

トカラ列島・小宝島のメインストリート(中央通)この辺が島一番の繁華街です。台風対策でしょうか?どこの家も屋根の高さが低いつくりになっており、勿論瓦のお家は存在しません。道路わきの垣根ごしに民家を見つけることができます。うっそうと茂ったガジュマルやらハイビスカスなどがはじめて訪れる人の目をひきつけます。

1本道の両脇には島の民家があります。民家を抜けて港から15分ほどで湯泊温泉にたどり着きます。塩湯で硫黄の臭いがプンプン・・・ここで旅の疲れと都会の垢を洗い流してください・・・温泉に浸かれば旅の疲れは・・・


湯泊温泉から数百メートル離れたところに小宝の小島があります

たまには魚釣りもせなんたい(小宝島)

小魚を釣上げ、それを活かす為に今回は、子供のお遊び用のプールを持参しました。それに釣上げたムロアジを泳がせ、背がけにして100から200メートル以上流します。いれば大きな魚は必ず食ってきます・・・・・?

残念ながらお魚さんの顔は見れずじまい。何年か前はこのタックルで40キロのカッポレば取り込んだつばってんがなぁー。仕方がないのでこのトップページの96年トカラをクリックしてください。
今回の大物仕掛けの説明
ロッド---がまクエ70号
ライン---130ポンド(約40号安いナイロン)350メートル
リーダー-80号1.5メートル
リール---ペン90
餌------むろアジの泳がせ
針------がまかつ 管付 何号か忘れた




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6月28日
きっと貴方もトカラに行きたくなったでしょう? 我々は毎日毎日変わらない日々を繰り返し繰り返しのサイクルを義務付けられています。そんなしがらみの中での日々です。貴方も、トカラの夕日を見に行ってください!。トカラは貴方に新しいものを発見させてくれるでしょう。そこには我々が忘れ去ろうとしている、忘れかけようとしているものがまだあります。
 
 人気のない、不便な島・・・・・いつだったか十島村の口之島(人口170人くらい)に磯釣りに出かけ、鹿児島は串木野から瀬渡し船での2泊3日の釣行だったと思う。そのときの空模様は船に乗り込む前から雨に降られそうなあんばい、これはやばいぞと思いつつも、船長は、我々を乗せ、夢の島トカラへ向け出航しました。早速、数人に分かれ磯に降り立ちますが、雨と風の予感。定石どおりタープをしっかり張り、馬力のあるドライバーで地球と竿受けを固定させます。竿も出したが、雨と風は少しずつ強くなり、2泊3日の楽しいひと時を邪魔しようとしています。そのうち全くの嵐になってしまい、ゴアテックスの雨具の中は、プールで泳いだ状態。突風は我々が何十回と張りなおしたタープを引きちぎり、竿を振れば仕掛けは後ろに飛んでいってしまいます。

 毎度のことですが、自然の脅威には勝てないのか、回りの友達の顔色を覗くと、皆んな唇、顔とも南の島というのに真っ青。24時間雨と風にふきつけられ、我々を磯影に追いやり、ただただ膝を抱え会話をする力も奪われていました。 私は、この旅のすべてをこの時点で諦めました。今度船が見回りにきたら、島に降りようと決意していたのでありますました。

 口之島の港のすぐたもとに民宿はあり、玄関の前では子供が二人遊んでいます。お母さんか、お父さんはいるかいと尋ね玄関の戸をあけました。5人ですが泊めてもらえませんか?客が突然やってきたものだから民宿のおばちゃんは驚いています。島に船が入港する日でないのに客がきたものだから、驚くのはあたりまえか、そのいきさつを玄関で説明し、釣りにきたけど雨と風でこの状態です、屋根の下に寝せてもらえんですか?・・・・・・・快くOKしてもらえ部屋を案内され、なかなか立派な部屋でありました。

 民宿の家族、子供・・・何か惹かれるものがあったかどうか、根掘り葉掘りと島の事を尋ねます。子供にも楽しいか??風呂をご馳走になり「おばちゃん新聞ば見せてくれんね?」民宿の家族全員キョトンとしています、やばいことを言ったかなと思いつつも、わしは2日も新聞を見ていないことを告げると、「ここの島は、新聞も、食料も何もかも週2回しか来ないよ」との返事。

 だんだん島の様子がのみこめてきました。そうかここは島か、離島か。なるほどなるほど。おまけに村の役場は鹿児島本土にあることを知り、役場に行って帰るのに3・4日の旅をする旨、愕然としてしまいました。
 風呂上り、折角離島に来たんだ、5人はビールと焼酎で乾杯であります。誰かが、こんラガーは味が薄かばいと言い出し、日付を見ると1年も前の製造、これにはまいりました。たまげた、これには誰も文句は言いません。ここは離島たい。
ついでに焼酎を一杯注文すると、一升瓶ごと出されます。

島の青年団(一回りもふた周りも歳上)の人達は、夜な夜なトビウオを肴にかこみ一升瓶を空にします。トビウオと焼酎があれば満天の星の下、楽しさを満喫するのです。(マニュアル化された今のサラリーマンと生活習慣などここでは通用しない)



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