とから平島 

汗臭い土建屋の飯場で焼肉を食べる島の子供達・5月5日子供の日・・飯場の人達とも皆友達たい!!
男の汗の臭いプンプンの飯場でも島の子供達は大人と当たり前の会話をし普通に接します。島で飯場という言葉が日常的に使われているですね。
ある家庭での会話です
母親 「今日は子供全員、飯場で焼肉だからね!!」
子供 「知ってるよ!!今から行って来るよ」・・・と、雨の降る平島・・・よそ者の私の倅も勿論参加しないといけません。現場から帰った大人が焼酎片手に炭の火加減見ながら、肉と竹を焙って子供の世話してる

「○×ビール飲まんか
時化まくりの平島の出瀬周辺・・・後1ヶ月から2ヶ月すれば島のリーフ周りに大型のGTがウロウロし始めることでしょうが今の時期はカスミの姿もまだまばら。
何かをするでもなく、何かを探すでもなく吐喝喇列島平島に着いてしまいました。平島行きを決めたのは、今回も倅であります。
倅は埠頭に着いてからも吐喝喇のどの島にするか非常に迷っていました。
口之島、中ノ島を過ぎるとフェリー進行方向右手には臥蛇、小臥蛇が見えます。
倅・・・「ほら臥蛇と小臥蛇が見えよるばい
私よりも島の形とか位置関係など詳しいんであります。

肥後の憂国から八代まで特急、八代からピカピカの新幹線つばめに乗り換え鹿児島が近くなりました。ただ残念なことに
鹿児島には早い時間に着いたので倅の希望で魚ワールド(水族館)に立ち寄りとしました。何も水槽で飼育されているイオを金出してまで見るのは私としては遠慮したかったのですが、子供は人ごみとか賑やかな処に興味があるのか、仕方なく二人分の入館料を払い(経営が個人か行政か知りませんが、自治体の管理運営だとすると入館料が高すぎる)人ごみの流れに任せ一通り見て回りましたが、倅もあまり魚の観察には興味なさそうで、感動するほどの魅力は水族館にはありません。ちょっとだけ目新しいイオが飼育されてはいましたが多くのカップルにはさほど重要なことではありません。若いカップルや家族連れで館内は溢れていますが活き活きとした表情は人間にもイオにもありませんでした。建物が近代的になっているだけで、殆ど昔からある水族館と何も変わり栄えしません。そのうち風化しそうな空間にも見えました。イルカとラッコが居なければただの綺麗な魚の養殖場が如しですが、今の時代ピカピカして新しいと人が押し寄せて来るのかも知れません・・・施設など古くなると今の人達は足が遠のきますね!!
人が多いのは珍しく行政として結構計算されたものかも知れません。
・・・もう一つ・・・・としま丸など接岸している埠頭の道路、駐車場の管理がガンジガラメのデタラメ管理?であるのが腑に落ちない。時間が来れば道路は封鎖されたり、鹿児島の島々に渡る為に駐車するのに鹿児島の人は偉く高い地代を要求するのであります。たかだか1泊で十島に渡って帰れば何千円もの金銭を要求されるのです。楽しく遊ぼうと思っても・・・私など一度無理矢理車を駐車したことあります・・・・貧乏暇ありです。
たのしくたのしく。

としま丸の出港は夜中の12時前。まだ出港まで時間あるので手荷物をロッカーに押し込み埠頭近くで食事など済ませて時間を潰しました。鹿児島埠頭周辺は整備され綺麗であります。ちょっとたデートスポットであります。
埠頭待合室横では野菜果物を売る行商の小父さんなんか居て、覗き込むと待ってましたとばかりに声掛けられました。「これとあれと大根下さい」で買ってしまいました。十島への土産にはなるでしょう。
 としまに乗り込む。
行き先はほんの2時間前に決め、民宿の予約も船が出る前でした。GWで島の宿は混み合ってるでしょうが、空いてる宿はけっこう容易に探せます。勿論行き先も変わりますが。一軒目の電話で予約OKでした。
「今から船乗り込みます。空いてますか」
「何人ですか??」
「子連れ二人です」・・と
お名前は?なんて聞かれ・・・
色気の無い船はやっぱり色気が無い・・前のとしま丸の雰囲気が私は好きで・・・焼酎飲んでる親爺が居なくなりました。
口之島の夜明け
眠い目を擦りながらとしまのデッキに出てみると口之島が目の前に見える。真冬の口之島は夜が明けきっていないがこの時期になるとご覧のように夜は明けています。港には、切れ波とが新たに造られていました。以前たまたまここの民宿でお世話になったことが懐かしく思い出されます。この口之島上陸がトカラに興味を持った・・・懐かしい思い出の島であります。
中之島の夜明け
雲に遮断され御岳はご覧の通り見ることは出来ない。人が一番移動するGWこの島にも多くの人が他所の地から宿で眠りについていることでしょう。
ちょっと面白い事に気付きました。観光で島を訪れる人は物静かで島の人と印象に残るような行動や会話は控えめの人が多く、釣で島に何泊もする人は、宿の主と良く喋り良く酒を飲む・・・対照的です。
平島
平島に着き今回世話になる宿の主を探すとすぐに見つけることができた。風貌に特徴のあるおやじさんであります。後でどアップをご覧あれ。港で荷物を積み込んでいると他に中年の釣り客2人も一緒でした。宿に着き女将さんにお世話になります旨挨拶し朝飯の準備ができていたのでご馳走になりました。質素に朝食を済ませ2人の釣り客の部屋にお邪魔し釣具を拝見しましたが、中年を幾らか過ぎてる風貌の割りには、新しい釣を(疑似餌で魚を騙して釣る)自慢げに説明して貰いながら疑似餌の専門用語がポンポン飛び出すので私は関心しきりです。
 少し島の様子を眺めに倅と車に乗り込みましたが、何も変わっていません。新しく造られている堤防工事現場先端に釣具を持ち込み現場の人に釣するけど邪魔にならないかと声を掛け許可を貰い少しだけ釣しました。
底を狙いますが、餌は底に着く前に取られてしまいます。アジの類はまだまだの様子ですが、餌取りは結構な数ウロウロしています。
工事している人とも邪魔にならない程度に一言二言の会話もしましたが皆さん日に焼けた顔は優しそうな感じでありました。
釣は程ほどに島の東側まで車を走らせてみましたが、若いグループがキャンプしていました。見たところ観光ではなく学生のサークルみたいでした。
宿のことと山海留学
牛はさて置き、左の二人は倅と○也(2年前山海留学で平島の子供でした)、偶然帰りのとしま丸の中で一緒になり○也の方から話しかけてきました。2年ぶりの短い出会いを微かに覚えていたようで、彼の方から船の中で話しかけてきた時はびっくりもしましたが幼少の時期親元離れ他人様のお世話になり本人の自覚の1年間には感服いたします。倅二人は夏休み平島での再会を約束していました。
 
島の煙草屋が以前から気になっていたので今回初めて訪ねてみました。その煙草屋は集落の中程にあり、狭い道路から一段下がった玄関を開けると昼間でも暗闇の店内です。「こんちは-」暫くすると居間からお婆ちゃんが玄関の様子を覗きながら出て来ました。腰は完全に地球を向いた状態に曲がっています。昔の住居なので屋根が低く光が部屋の中まで届いてくれない。小さな灯りを点けてくれました。「こんちは煙草下さい」ぼそぼそという感じでギコチナク煙草を差し出し「これかい」という感じで煙草を差し出してくれました。釣銭が手元にないのでお爺ちゃんに「釣銭??」という感じで二人で小銭を確認しながら渡してもらいました。
 又島に来たとき訪ねてみようと思います。
今回の平島はこれで終わり、隣の親爺さんは民宿の主です。島娘とハイチーズ!!
又、何時の日か島に行くことがあるかも知れませんが、私はもう結構ですと言いたいのですが、私の倅は、ここの民宿の坊主が1学年下なので話が合います。
夏休みまで何処かの島で年頃の島娘(倅と年恰好が合う)を探しときます。
民宿・・・倅と二人飯食って焼酎にビールに車を借りて1日7.000円です。この安さには大歓迎です。
島の人は皆んな仲良さそうでもそうでも・・・他所の人間が言えないけど、島の人達のこと・・・何時も何時も皆仲良し・・結構隣近所よりもいい暮らしを・・・と思っている人いたりして。はっきりとは言えませんが皆仲良しです。
昔から素朴だけでは島で生きて行けない・・・・のかもです
出た・・・美女と野獣・・・久々の島娘は平島の学校の先生。トカラに赴任して一月。なんかニューの香りばいた。
野獣??この人が夜自分の家に連れて来ました。良かおごじょば連れて来っどと言うので待っていると

しましま・・・十島村の島々でのことです。ある宿で小父さんと一緒になり焼酎飲みながら色々なお話です。
その小父さんの仕事は電器屋さんでクーラーの修理で鹿児島から来てる人でした。口あんぐりです。それ以上仕事について話はしませんでしたが、勝手に想像するに幾らお金掛かるのだろうかと・・・・。
病気なんかでも虫歯の治療とか・・・・です。こんなことを他所者がとやかく言うのも可笑しいですが・・・大変大変と思います。
温泉
温泉は、のんびり日頃の身体を癒してくれる場所としても落ち着きます。ただ島の温泉を"特別な場所"とか思ってる様な変な人を見かけたこともあります。風呂に入らないと頭が疼く怠け者やヤクザな商売の人は風呂好きが多そうだけど・・・昼間から。
確かに温泉なんだけど(風呂は清潔が一番)ヘドロやゴミなどがある温泉を秘境の温泉とか何とかでセンチメンタルに紹介したがる温泉人間は頂けない。
屋根の無い温泉にたどり着き"ヘドロの風呂に浸かる温泉人間"鳥の羽やカナブンに蛾の浮いている温泉・・・
えぇーただ今○×島の温泉に入っています。港から○分位歩いた処です。少し汚れてますが島の温泉云々・・・温泉はいいですねー」

温泉=特別な場所・・・??

普段島の人達が利用する温泉に入りましょう!!


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