トカラ列島平島
↓平島は港の中でもこの輝きたい | |||
1年ぶりの平島 平成15年6月5日 突然思いついた吐喝喇の短い旅・・・・今年はトビウオが何処の島も少ない様子。しかし思いついた以上、吐喝喇の島に渡りたい、私と小学3年生の倅 私・・・・・・・・・・・・・・ 「もしもし○○民宿屋さんですか?」 民宿のお母さん・・・ 「はい! そうですけど」 私・・・・・・・・・・・・・ 「突然ですが明日平島行くんですが部屋空いてます???」 民宿のお母さん・・・ 「生憎釣り客で部屋空いてませんよ」 私・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!! 仕方なく別の宿に電話して部屋の予約と怠け者の私の足となる車の手配を済ませる。 折角だから釣も少しは楽しもうではないかと釣具の点検・・・・しかし幾ら探しても一つ足りないものが出てこないのである。あわよくばまぐれで釣れるかもしれないカッポレを釣上げる大型のリール・・・等々見つからなかった。 何処で無くしたのか・・・去年の平島の堤防、それとも・・・・!! 仕方ない、途中の釣具店にて買い揃えた次第であります・・・・・涙涙の大出費・・・・。 6月6日金曜出港のとしまに乗り込む 「ソロソロ吐喝喇を卒業しないと」と日頃思いつつも、釣も下手で旅も下手な私に釣られてくれる魚など他の島にいるかどうか。日頃の酒の為か最近身体の具合が芳しくない今日この頃・・・手は痺れるは、足は引きつるは、おまけに背中までも痺れが襲ってくる。酒の心地よさと島娘の可憐さに憧れ、島の温泉に浸かる島娘の夢など見るは過去の幻か・・・・・・・ 平島・・平家落人伝説・・・????怪しいものだと決め付けるのもいかがなものか ここの3枚目の写真の人物(正面のいい男)は正真正銘の平家の七代目末裔だとか。何でも学者先生お墨付きの本物平家末裔ですぞ。種子島からここ平島にたどり着いた日高さんです。右隣のベッピンさんは、平島の僻地診療所の唯一の看護婦さんで、私は平島に着くなり風邪引いてしまい、この奥さんのお世話でになりました。勿論民宿の看板女将であり美味しい料理を食卓に並べてくれた・・・・夜は採れたばかりの伊勢海老の刺身がどーんと出てきました。そうですこの二人が今回お世話になった民宿○○の経営者夫婦で、島男は流石に家長としての威厳があります。20代の二人の息子達はお父さんの一声に敏感に反応されていたのには流石・・・・一昔前の家族の生活を思い出した。注意・・・壇ノ浦の合戦が1185年としますと七代目末裔というのは何かの間違い?????ただトカラ平島の日高性は平氏の子孫で間違いないでしょう・・・七代目というのは私の聴き間違いと確信いたします。 主曰く・・・・「夜はトビウオ掬いに行くよ!!」 我々民宿の客は、軽トラの荷台にトカラスタイル乗り 島の人の話ではここ2〜3日夜中12時を回ったころが最もトビウオが多いと話してくれた。 夜9時ごろから港内に仕掛けてある網の前でただひたすらトビウオの気配を探す。堤防には幾本もの竿が並べられ、切り身で大型の魚を狙う人や疑似餌をがんがん投げまくる人で大変混み合っている。少なくともここでやってる人は船の上から、ポッパーを投げまくり、食いついたらほぼ確実に取り込めるお遊び漁師の真似だけはしない人たちと思うのは私だけか。 港から平島の島影も民家の小窓からの光も夜の9時になると見つけることはできない。静まりかえった島だが港だけは遠くから遠征してきた人達で賑わっている。そろそろか民宿の息子さんが海中のライトを点灯するも数えるほどしか回遊していない。 私は、生きているトビウオを背掛けにし、がまクエ70号に道糸40号、官つき30号の泳がせで港の足元から放り込んだ。これでトビウオの大群が港内に押し寄せてくれればかなりの確立で相手は食ってくる・・・・。 ↓暗闇の中ひたすらトビウオの気配を探す・・・トカラの堤防静かなり 静かにトビウオの気配を探す!!私から少し離れた処には、がまクエと90をセットして置いてますが・・ トビウオが少ない少ない ↑琉球竹を食す・・・・・トカラを旅して琉球竹を食べる????・・・それとトビウオの生や干物、がちがちの塩アゴ料理・・・まあー旨い? 琉球竹は鍋でゆで皮が付いたまま火にかけ炙る・・・皮を剥き、一味をかけた醤油マヨネーズをつけて焼酎とともに腹に流し込む。絶品とまではいかなくても、食卓の前は竹の子の皮だらけである。 竹の子と味噌汁・・・これも絶品とまでは・・・旨い アゴの燻製と焼酎 トカラの島人は食料を保存するのが上手であります。 釣の話・・後で書きますが・・・魚も釣ってみたいなぁー 今年から釣を復活させたものの未だ男女で釣れただけ・・・男女のグレ・・・それは針に餌がついてれば誰でも釣れる入れ食い状態での釣りだったのであまり参考にならない。今年こそはトカラ列島の堤防で必ず魚を掛けてやりたい |
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↓平島の防波堤の先端・・現在低くて釣に最高 | |||
↓平家の七代目末裔・・・民宿の主と女将 | |||
↓トビウオよ来てくれ・・・掬いに行くから?? 今回このスタイルで10人乗りを演じた軽トラ 一様釣りの真似もする・・・がまのバッグも乗っけてgoです |
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トビウオ | |||
↓惜別の風景・・・場所はフェリーとしまが発着する港です。子供達は何に向かってフレーッフレーッをしているのか?・・・目の前にはフェリーが今、平島を離れようとしているのです。 一人の小学生がここ平島から他の学校に転校するその瞬間のお別れの1コマです(私は一瞬何ごつかぁーと目をキョロキョロ)。親の転勤なので仕方ないのですが、これほどまでに感動的なお別れの場面を未だかって私は見たことがない。一学年平均二人の児童数しかいない島・・・頑張れガンバレ・・・又島に帰って来いよーーっと聞こえてくる風景。 貴方も十島に行きましょう・・・そして十島の素晴らしさを自分の目で確かめて下さい。一度島を訪れた貴方は、又、十島に帰りたくなります。島の素朴な風景と島人は貴方に新たな感動を与えるかも知れません。 礼儀正しい子供と、よそ者を一瞬にして見分けて挨拶してくれる島の人達・・・今回島道で私とすれ違うとき、腰から直角に頭をたれて挨拶してくれた島の子供達に有難うを言います。 |
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