リゾート・トカラ 島を愛せますか?C
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なんでんかんでん・島と文化と焼酎の座礁物語
釣りの話もありますが
ここは他のページからもってきました





















我々は毎日毎日変わらない日々を繰り返し繰り返しのサイクルを義務付けられています。そんなしがらみの中での日々です。貴方も、トカラの夕日を見に行ってください!。トカラは貴方に新しいものを発見させてくれるでしょう。そこには我々が忘れ去ろうとしている、忘れかけようとしているものが残っています。
 
 人気のない、不便な島・・・・・いつだったか十島村の口之島(人口170人くらい)に磯釣りに出かけ、鹿児島は串木野から瀬渡し船での2泊3日の釣行だったと思う。そのときの空模様は船に乗り込む前から雨に降られそうなあんばい、これはやばいぞと思いつつも、船長は、我々を乗せ、夢の島トカラへ向け出航しました。早速、数人に分かれ磯に降り立ちますが、雨と風の予感。定石どおりタープをしっかり張り、馬力のあるドライバーで地球と竿受けを固定させます。竿も出したが、雨と風は少しずつ強くなり、2泊3日の楽しいひと時を邪魔しようとしています。そのうち全くの嵐になってしまい、ゴアテックスの雨具の中は、プールで泳いだ状態。突風は我々が何十回と張りなおしたタープを引きちぎり、竿を振れば仕掛けは後ろに飛んでいってしまいます。

 毎度のことですが、自然の脅威には勝てないのか、回りの友達の顔色を覗くと、皆んな唇、顔とも南の島というのに真っ青。24時間雨と風にふきつけられ、我々を磯影に追いやり、ただただ膝を抱え会話をする力も奪われていました。 私は、この旅のすべてをこの時点で諦めました。今度船が見回りにきたら、島に降りようと決意していたのでありますました。

 口之島の港のすぐたもとに民宿はあり、玄関の前では子供が二人遊んでいます。お母さんか、お父さんはいるかいと尋ね玄関の戸をあけました。5人ですが泊めてもらえませんか?客が突然やってきたものだから民宿のおばちゃんは驚いています。島に船が入港する日でないのに客がきたものだから、驚くのはあたりまえか、そのいきさつを玄関で説明し、釣りにきたけど雨と風でこの状態です、屋根の下に寝せてもらえんですか?・・・・・・・快くOKしてもらえ部屋を案内され、なかなか立派な部屋でありました。

 民宿の家族、子供・・・何か惹かれるものがあったかどうか、根掘り葉掘りと島の事を尋ねます。子供にも楽しいか??風呂をご馳走になり「おばちゃん新聞ば見せてくれんね?」民宿の家族全員キョトンとしています、やばいことを言ったかなと思いつつも、わしは2日も新聞を見ていないことを告げると、「ここの島は、新聞も、食料も何もかも週2回しか来ないよ」との返事。

 だんだん島の様子がのみこめてきました。そうかここは島か、離島か。なるほどなるほど。おまけに村の役場は鹿児島本土にあることを知り、役場に行って帰るのに3・4日の旅をする旨、愕然としてしまいました。
 風呂上り、折角離島に来たんだ、5人はビールと焼酎で乾杯であります。誰かが、こんラガーは味が薄かばいと言い出し、日付を見ると1年も前の製造、これにはまいりました。たまげた、これには誰も文句は言いません。ここは離島たい。
ついでに焼酎を一杯注文すると、一升瓶ごと出されます。

島の青年団(一回りもふた周りも歳上)の人達は、夜な夜なトビウオを肴にかこみ一升瓶を空にします。トビウオと焼酎があれば満天の星の下、楽しさを満喫するのです。(マニュアル化された人間と生活習慣などここでは通用しない)

貴方も吐火羅列島に行きたくありませんか?


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